14日から開幕している世界水泳。AS混合デュエットの佐藤きょうだい、デュエットのテクニカルルーティンの比嘉もえ・安白真白組、ソロの乾友紀子選手の金メダルの知らせ届いています。
新ルールになり、いろいろと苦労されたことも多くあるでしょうね。福岡で開催された世界水泳において、このような結果がうまれ、本当にうれしく思います。
今回は、このなぜ、このようなルール改定が行われたか、それによる弊害、選手の思いなどを書いていこうと思います。
よる🌠11時
— テレビ朝日宣伝部 (@tv_asahi_PR) July 16, 2023
「#世界水泳福岡 2023」🌊
🏊♀️アーティスティックスイミング
🏊♀️ミックスデュエットテクニカル決勝
🏊♀️デュエットテクニカル決勝
ほか#佐藤友花 #佐藤陽太郎 の姉弟デュエットは
前回大会の銀メダルを上回る輝きへ✨#安永真白 #比嘉もえ
世界水泳初のメダルへ🥇#世界水泳 pic.twitter.com/3yXbKPaGtw
難易度重視!新ルールとは
アーティスティックスイミングは、今年からルールが大きく変わりました。採点の透明性を高めるため、技の難易度や正確性を重視した採点方法へと変更しました。
新しいルールはフィギアスケートの採点方法に似ており、それぞれの技に難度点(DD)が設定され、出来栄えに合わせて技の得点を算出します、それに演技の芸術性をあわせて合計の得点だ出される仕組みへとなりました。
国際水泳連盟の狙い
これまでの採点方法は、完遂度、芸術性、難易度などを100点満点で算出しており、得点の根拠のわかりにくさがあった。また、過去の実績などで、築かれた序列があり、それを覆すことは難しいとされていました。
ルールを変更することにより、難しい技を多く成功させることができれば、高得点を得ることが可能となり、順位を予想することを難しくしました。また、演技の構成は事前申告制となり、ミスなどにより申告と演技構成が変わってしまった場合は、大幅に減点されるようになりました。これにより、透明性は高まり、序列も意味をなさなくなりました。
ただ、アーティスティックスイミングならではの芸術性が、得点に結びにくくなってしまったため、上半身を使って曲を表現する場面が減り、水中での足技などが多くなり、国ごとの特徴がなくなったと懸念する声も聞かれていました。
日本の選手やコーチの思い
「今までやってきた競技とは変わってしまったんだなという衝撃があった」とソロの乾友紀子選手はルール変更への思いを振り返っています。佐藤陽太郎選手も「芸術に富んだルーティーンをを作れないのは悲しい」と新しいルールに理解を示しながらも戸惑いをみせていました。
井村雅代コーチは「アーティスティックスイミングはつまらなくなった、という声を聞くが、そうなってはいけない。世界一の難易度を完璧にこなして、その中で芸術性も取りたい」と熱意を表していました。
BM(ベースマーク)の理由の確認にコーチが殺到!
BM(ベースマーク)とは技の成功が認定されずに最低評価とされるものですが、全選手の演技終了後にコーチはBMになった理由を確認することが可能です。
今回の世界水泳のアーティスティックスイミングでは、厳しい判定が目立ちBMを確認するコーチが続出し、審判員に理由を確かめるコーチが殺到しました。
ルールが改正し、一つのミスが結果を大きく左右するシステムですが、日本の選手はこのBMがつくことが少なく、金メダルという結果に結びついています。
大会はまだまだ続きます。これからも日本人選手から目を離せませんね。がんばれニッポン‼
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